2026年9月4日、RUSTを中心に活動するストリーマー・LEON代表が、当面の活動休止を発表した。
活動休止のきっかけとなったのは、漫画家・しろまんたさんから過去にプレゼントされたイラストを、生成AIを使ったイベントロゴの制作に利用した問題だった。
LEON代表は、しろまんたさんからAI使用の有無を直接確認された際、外部へ発注したかのような説明を行い、自分がAIを使用したことを否定していたという。
しかし、イベント参加者のけんきさんがあらためて確認すると、生成AIであると理解した上で、しろまんたさんのイラストを使用していたことを認めた。
今回の炎上では、生成AIを使ったことだけでなく、友人でもあった作者に事実と異なる説明を重ねた点に厳しい批判が集まっている。
この記事では、LEON代表が何をしたのか、しろまんたさんのイラストがどのように使われたのか、嘘が発覚した経緯、活動休止までの時系列、著作権上の論点について整理する。
LEON代表が活動休止を発表

LEON代表は2026年9月4日午後、自身のXを更新し、当面の活動休止を発表した。
投稿では、自身が主催したイベントのロゴについて、過去にもらったイラストをもとにAIを使用したことを認めた。
軽率な行動で多くの関係者へ迷惑をかけ、応援してきた人々の期待を裏切ったとして謝罪。今回の出来事を反省し、一人の人間として自分を見つめ直すために活動を休止するとの考えを示した。
休止期間や復帰予定日は明らかにされていない。
YouTubeやTwitchでの配信をいつ再開するのか、主催してきたRUSTイベントを今後も開催するのかについても発表されていない状況となる。
LEON代表は何をした?
問題となったのは、LEON代表が2026年8月29日から31日に開催したRUSTイベント「DEATH GAME」のロゴだった。
イベントのロゴには、漫画家・しろまんたさんが過去にLEON代表へ贈ったイラストをもとに、生成AIで作られたとみられる画像が使用されていた。
しろまんたさんはイベント関連の配信を見た際、自分が描いたイラストと似た特徴を持つ画像に気づいたという。
イラストを贈ったことと、それを生成AIによる別の画像制作へ使用することは同じではない。
しろまんたさんは、AIでの利用について事前に相談や確認を受けていなかったと説明している。
LEON代表もその後、自身がイラストをAIに使用した事実を認めた。
一方、どの生成AIサービスを使用したのか、画像を学習データとして追加したのか、画像生成時の参考素材として読み込ませたのかなど、具体的な制作方法は公表されていない。
しろまんたさんから贈られたイラストだった
しろまんたさんとLEON代表は、ゲーム配信やストリーマーのコミュニティを通じて交流があった。
しろまんたさんの説明によると、LEON代表と親しくなった2023年4月頃、本人を描いたイラストをプレゼントしたという。
企業から料金を受け取って制作したイベント用ロゴではなく、友人関係の中で贈られた作品だった。
そのため、SNSでは「好意で描いてもらった作品を、本人に無断でAIへ使用した」と受け止められ、批判が拡大した。
プレゼントとして受け取った画像であっても、自由な改変や商用イベントへの転用まで当然に認められるとは限らない。
今回の騒動では、法的な問題に加え、友人からの贈り物をどこまで利用してよいのかという信頼とマナーの問題も問われている。
しろまんたさんへの嘘とは?
炎上を大きくしたのは、AIを使用した事実そのものだけではなかった。
イベント終了後の2026年9月1日、しろまんたさんはLEON代表へ連絡し、問題の画像に生成AIが使われているのか確認した。
その際、LEON代表は外部の発注先へ確認するとの趣旨を説明したという。
しろまんたさんが発注先の名称を尋ねると、秘密保持を理由に明らかにできないとの回答があった。
さらに、自分で生成AIを使ったのではないかと繰り返し確認されても、LEON代表は否定していたとされる。
しろまんたさんは一度その説明を信じようとしたものの、疑問が残ったため、状況が明らかになるまで過去に描いたイラストを使用しないよう求めた。
しかし、その後の確認によって、外部の発注先が無断でAIを使ったのではなく、LEON代表自身が生成AIと認識した上で画像制作に利用していたことが判明した。
LEON代表も9月3日の謝罪文で、しろまんたさんからの問いに対して嘘をついたことを認めている。
けんきさんの確認で事実が判明
事実関係が変わるきっかけとなったのが、ストリーマー・けんきさんの確認だった。
けんきさんは「DEATH GAME」に参加しており、イベント内で問題の画像を使用していたとされる。
しろまんたさんは、けんきさんへ今後は自分のイラストをもとにした画像を使わないでほしいと連絡。
その中で、LEON代表から受けた説明についても伝えた。
説明に違和感を持ったけんきさんが、LEON代表へあらためて事実確認を行ったところ、当初とは異なる回答があったという。
LEON代表は、画像が生成AIによるものだと理解していたことや、しろまんたさんのイラストをAIへ使用したことを認めた。
しろまんたさん本人への回答と、第三者であるけんきさんを通じた確認への回答が食い違ったことで、虚偽説明が明らかになった形となる。
SNSでは、なぜ最初から本人へ正直に説明しなかったのか、第三者が入った段階で説明を変えたのはなぜかという批判が相次いだ。
ただし、LEON代表が説明を変えた心理や、相手によって対応を変えた意図があったのかについて、本人から具体的な説明は出ていない。
しろまんたさんは「AIの是非ではない」と説明
しろまんたさんは2026年9月3日夜、Twitchで一連の経緯を説明した。
配信では、生成AIの利用方法やAIそのものの是非について意見するつもりはないとした上で、友人であるLEON代表から嘘をつかれたことが悲しく、容認できないとの考えを示した。
つまり、しろまんたさんが最も問題視したのは、単純な「AI反対」という話ではなかった。
自身が好意で贈った作品を相談なく利用されたことや、確認した際に事実を話してもらえなかったことが、信頼を損なう結果につながったとみられる。
しろまんたさんは憶測が広がることを避けるため、確認できた事実を中心に説明。
視聴者からの質問には答えず、約15分で配信を終えた。
LEON代表の謝罪と活動休止まで
LEON代表は9月3日夜、Xで時系列を記載した画像と謝罪文を公開した。
しろまんたさんからもらったイラストをAIへ使用し、本人からの問い合わせに嘘をついたことを認め、取り返しのつかない行動だったと謝罪した。
この投稿は短時間で広く拡散され、ストリーマーやゲームの視聴者だけでなく、漫画家、イラストレーター、生成AIに関心を持つ人々の間でも議論となった。
翌9月4日、LEON代表はあらためて謝罪し、当面の活動休止を発表した。
活動休止の直接的な理由として、関係者へ迷惑をかけたこと、ファンの期待を裏切ったこと、今回の行動を反省して自分を見つめ直すことを挙げている。
LEON代表のプロフィール

LEON代表
- 本名: 非公表
- 生年月日: 生年非公表、誕生日は10月5日とされる
- 年齢: 非公表
- 出身地: 非公表
- 職業: ストリーマー、YouTuber、イベント主催者
- 主な配信ゲーム: RUST
- 活動媒体: YouTube、Twitch、X
- YouTube登録者数: 約10万人(2026年9月時点)
- 関連事業: ストリーマー向け不動産サービス「LEOHOME」のプロデュース
LEON代表は、サバイバルゲーム「RUST」を中心に活動するストリーマーとなる。
同作を数千時間プレイしてきた経験を持つとされ、ゲーム配信だけでなく、多数のストリーマーやVTuberを集めたイベントも企画してきた。
YouTubeチャンネルの登録者は約10万人。2026年夏には、自身の企画として過去最大規模となるRUSTイベント「DEATH GAME」を開催した。
配信活動のほか、騒音や通信環境など配信者特有の事情に対応する不動産サービス「LEOHOME」のプロデュースにも関わっている。
本名、年齢、詳しい出身地などは公式には公表されていない。
しろまんたさんのプロフィール


しろまんた
- 本名: 非公表
- 生年月日: 生年非公表、誕生日は10月20日
- 年齢: 非公表
- 出身地: 非公表
- 職業: 漫画家、イラストレーター、ストリーマー
- 代表作: 『先輩がうざい後輩の話』
- 連載作品: 『かるび、もまれる。』
しろまんたさんは、SNS発の作品で注目を集めたWeb漫画家となる。
代表作『先輩がうざい後輩の話』は2018年に書籍化され、「次にくるマンガ大賞2018」Webマンガ部門で1位を獲得。2021年にはテレビアニメ化された。
漫画やイラスト制作に加え、Twitchなどでゲーム配信も行っており、ストリーマーとの交流やゲームイベントへの参加も多い。
RUSTイベント「DEATH GAME」とは?
「DEATH GAME」は、LEON代表が主催した大規模なストリーマー向けRUSTイベントとなる。
開催期間は2026年8月29日から31日までの3日間。48人が4人ずつ12チームに分かれて参加した。
RUSTは、資源を集めて武器や拠点を作り、ほかのプレイヤーと生存競争を行うサバイバルゲームとなる。
「DEATH GAME」ではプレイヤー同士の戦闘を重視し、ゲーム内通貨に当たるスクラップの所持数などを競った。
SHAKAさん、けんきさんをはじめ、「ぶいすぽっ!」や「にじさんじ」に所属するVTuberなど、多数の人気配信者が参加した。
イベント自体は多くの視聴者を集めたが、そのロゴに使われた画像をめぐり、終了直後から問題が表面化した。
なぜここまで炎上した?
今回の問題が大きく炎上した理由は、主に4つ考えられる。
作者に無断でAIへ使用した
問題の元画像は、しろまんたさんが友人としてLEON代表へ贈った作品だった。
贈られた画像を保管したり、当初想定された範囲で使用したりすることと、生成AIを使った別のロゴ制作へ転用することは同じではない。
事前に本人へ相談し、許可を得るべきだったとの意見が多く出ている。
個人的な画像を大規模イベントへ利用した
問題の画像は個人間だけで使用されたのではなく、48人の配信者が参加する大型イベントのロゴに利用された。
多くの視聴者が見る企画だったため、イラストの利用範囲や権利処理について、主催者にはより慎重な対応が求められた。
本人からの確認に嘘をついた
炎上の最大の理由とみられるのが、しろまんたさんから直接確認された段階で事実を説明しなかった点となる。
外部の発注先や秘密保持を持ち出した説明が事実と異なっていたことで、単なる確認不足や権利意識の欠如ではなく、意図的に隠そうとしたのではないかとの不信が広がった。
第三者の確認後に説明が変わった
しろまんたさんへの説明ではAI使用を否定していた一方、けんきさんが確認した後に事実を認めた。
この経緯から、SNSでは相手によって態度を変えたのではないかとの批判も出た。
ただし、そのような意図があったと本人が認めたわけではなく、説明が変わった理由も明らかにされていない。
生成AIの使用は著作権侵害になる?
今回の行為が法的に著作権侵害へ当たるかどうかは、現時点で確定していない。
しろまんたさんから訴訟や刑事告訴を行ったとの発表はなく、裁判所などによる法的判断も出ていない。
一般論として、イラストをプレゼントしても、著作権まで相手へ譲渡されるとは限らない。利用許諾の範囲を超えて作品を改変した場合、翻案権や同一性保持権などが問題になる可能性がある。
また、文化庁は生成AIで作った画像と既存作品との間に類似性や依拠性が認められる場合、生成や公開の段階で著作権侵害となる可能性があるとの考え方を示している。
一方、実際に権利侵害が成立するかは、元画像と生成画像の類似性、制作方法、使用目的、作者が認めていた利用範囲などを個別に確認する必要がある。
今回使用された生成AIの種類や詳しい制作過程、当初のイラスト利用に関する取り決めは公表されていないため、現段階で違法と断定することはできない。
騒動発生から活動休止までの時系列
2023年4月頃
しろまんたさんが、交流のあったLEON代表へイラストをプレゼントする。
2026年8月29日から31日
LEON代表がRUSTイベント「DEATH GAME」を開催。過去にもらったイラストをもとに、生成AIを使用したとされるロゴが使われる。
2026年9月1日
しろまんたさんがLEON代表へAI使用の有無を確認。
LEON代表は外部の発注先へ確認するとの趣旨を説明し、自身によるAI使用を否定する。
2026年9月2日頃
しろまんたさんが、確認なく自身のイラストをAIへ使用する行為をやめてほしいとSNSで呼びかける。
2026年9月3日
けんきさんによる確認を通じ、LEON代表が生成AIと理解した上で、しろまんたさんのイラストを使用していたことが判明する。
LEON代表がXでAI使用と虚偽説明を認め、しろまんたさんへ謝罪する。
2026年9月3日夜
しろまんたさんがTwitchで経緯を説明。AIの是非ではなく、友人から嘘をつかれたことが悲しく、容認できないとの考えを示す。
2026年9月4日午後
LEON代表が関係者とファンへあらためて謝罪し、当面の活動休止を発表する。
LEON代表の復帰はいつ?
LEON代表の復帰時期は公表されていない。
本人は「当面」の活動休止としているが、具体的な期間や復帰条件には触れていない。
今後の焦点は、しろまんたさんとの関係修復、問題の画像の使用停止や削除、イベント参加者への説明、再発防止策などになるとみられる。
RUSTイベントは多数の配信者や視聴者が関係するため、主催者にはゲーム運営だけでなく、ロゴ、音楽、映像などの権利確認も求められる。
活動を再開する場合、今回の問題についてどのような対応を行ったのか、本人が具体的に説明できるかが信頼回復の鍵となりそうだ。
まとめ
RUSTストリーマーのLEON代表は2026年9月4日、当面の活動休止を発表した。
原因となったのは、漫画家・しろまんたさんから過去に贈られたイラストを、生成AIによる「DEATH GAME」のロゴ制作へ使用した問題だった。
LEON代表は、しろまんたさんから直接確認された際、自身によるAI使用を否定し、外部の発注先や秘密保持を理由とする事実と異なる説明を行ったとされる。
その後、けんきさんが確認したことで、LEON代表が生成AIと理解した上でイラストを使用していたことが判明。本人もAI使用と嘘を認め、謝罪した。
しろまんたさんは、生成AIそのものの是非ではなく、友人から嘘をつかれたことが悲しく、容認できないと説明している。
今回の炎上は、AI技術の問題だけではない。作品を提供したクリエイターへの確認、イベント主催者としての権利意識、問題発覚後に誠実な説明を行う重要性を浮き彫りにした出来事となった。
活動休止の期間や復帰日は発表されておらず、今後の対応と説明が注目される。

