津野香奈美(つのかなみ)教授は、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科およびイノベーション政策センターに所属し、社会疫学や精神保健学、行動科学を専門とする研究者です。
職場の人間関係やハラスメント、メンタルヘルスに関する研究を通じて、働く人々の健康と職場環境の改善に取り組んでいます。
目次
津野香奈美教授について


プロフィール
津野香奈美(つの かなみ)
- 所属:神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科 教授
- 学位:
- 博士(保健学)
- 博士(医学)
- 公衆衛生学修士(専門職)
- 専門分野:社会疫学、精神保健学、行動科学
- 担当科目:健康行動科学、社会健康学・社会疫学、産業保健学、産業保健学演習 ほか
学歴と職歴
- 学歴:
- 東京医科歯科大学卒業
- 東京大学大学院医学系研究科専門職学位課程(公共健康医学専攻)修了、公衆衛生学修士取得
- 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、博士(保健学)取得
- 和歌山県立医科大学にて博士(医学)取得
- 職歴:
- 和歌山県立医科大学医学部衛生学教室 助教・講師
- ハーバード公衆衛生大学院 客員研究員
- 神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科 講師・准教授を経て、2024年より教授に就任

津野香奈美教授の経歴は、凄いですね!!
パワハラが日本から1日も早くなくなることを祈ります。
研究分野とテーマ
津野香奈美教授の研究は、職場における人間関係のストレスやハラスメント、上司のリーダーシップ、レジリエンス、労働時間、職場風土など、多岐にわたります。
特に、職場のいじめやハラスメントが従業員の健康や生産性に与える影響について、科学的なデータとエビデンスを基に分析しています。
また、ジェンダーや健康格差、精神保健(うつ・自殺)などの社会的課題にも取り組んでおり、職場のダイバーシティやインクルージョンの推進にも寄与しています。
主な著書と活動
- 『パワハラ上司を科学する』(筑摩書房、2023年):
10年以上にわたる研究成果をまとめた著書で、パワハラの発生メカニズムや予防策について、科学的な視点から解説しています。 - 『産業保健の複雑データを集めて まとめて 伝える ワザ』(メディカ出版、2018年):
産業保健におけるデータの収集・分析・伝達方法について解説した実践的な書籍です。 - 『働く女性のストレスとメンタルヘルスケア』(創元社、2017年):
働く女性が抱えるストレスやメンタルヘルスの課題について、具体的な対策を提案しています。
また、企業や自治体でのコンサルティングや研修、メディア出演などを通じて、職場のメンタルヘルス対策やハラスメント防止に関する啓発活動も行っています。
まとめ




津野香奈美教授は、職場の健康とハラスメント対策を科学的に解明し、実践的な解決策を提案する第一人者です。
その研究と活動は、働く人々の幸福と組織の健全な発展に大きく貢献しています。
今後も、津野香奈美教授の研究成果や提言が、より多くの職場で活用され、働きやすい社会の実現につながることが期待されます。