ネパールで“孤児35人のパパ”として知られ、日本から年間数千万円におよぶ寄付を集め孤児院を運営しているとされる 竹中俊さん。
かつて支援の象徴として多くのメディアに取り上げられた彼の活動ですが、最近では「借りたニセ孤児院で寄付金が着服されているのではないか」という告発動画が YouTube 上に投稿され、疑念の声が広がっています。
この記事では、竹中俊さんの支援活動の経緯、その告発内容、そして支援を行う際に今一度見直しておきたい注意点について整理しました。
竹中俊さんについて


プロフィール
竹中俊(たけなかしゅん)
- 生年月日:1996年5月23日
- 出身地:大阪府八尾市
- 最終学歴:びわこ成蹊スポーツ大学
- 職業:フリーランス社会活動家
- 所属:一般社団法人Child Support Organization
- YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCTH-S5gl3sjm8VW6oRg96gQ
支援活動の概要


竹中俊さんは日本在住で、ネパールに孤児院を設立し「35人の子どもたちを父のように育てている」というキャッチフレーズで呼ばれてきました。
ネパール現地と日本の支援者を繋ぎ、現地訪問ツアーや寄付募集イベントを通じて年間数千万円規模の寄付を集めていたとされています。
活動の宣伝では、現地の子どもたちとたくさんの笑顔を見せ、ネパールの貧困地域で「自分の故郷のような家」を作ったというストーリーが語られました。
支援者の中には、子どもたちの成長記録や活動報告に心を動かされ、継続的に寄付を行ってきた人も少なくありません。
告発動画の内容と疑問点
しかし近年、YouTube などで「竹中氏の孤児院は詐欺ではないか」「現地の詐欺師から施設を借りただけで、子どもたちは演者で寄付金が着服されている」という内容の告発動画が投稿されました。
動画では、現地を訪れたという人物が施設に立ち入り、子どもたちの生活実態を撮影しながら「本当に孤児院として運営されているのか」「運営実態と寄付金の流れが説明されていない」と指摘。
さらに「借りた建物を“孤児院”と称して運営している」「子どもたちは地域住民の子どもを起用した“演者”にすぎない」という告発も含まれています。
これに対し、竹中氏側からは公式な反論や説明が確認されておらず、支援者の中にも「説明が不十分だ」と不信を抱く声が散見されます。
ただし、告発内容が事実として法的に確定したという公的報道は、現時点では確認できません。
ミヤカツもし、告発動画の内容が間違っているのなら、早急に否定した方が良いと思うのは私だけでしょうか・・・?
支援活動への再考:寄付を行う際に留意したいこと
竹中氏のケースから、支援活動や寄付を行う際に再確認すべき点が浮かび上がります。
まず、支援先の施設が本当に適切に運営されているか、透明性があるかをチェックすべきです。施設の登記状況、運営体制、現地での子どもたちの生活実態、寄付金の使途が明確にされているかが重要です。
また、施設が「借りている建物を孤児院と称している」などの疑いがある場合、根拠となる契約文書や登記情報を確認する価値があります。
さらに、支援ツアーや寄付募集イベントで語られるストーリーだけで判断せず、第三者の報告や現地からの独立した情報も参考にしたいところです。
支援を通じた善意が、結果として適切に子どもたちに届いていなかったという事態では、支援した側も無力感を抱きかねません。
だからこそ、支援先の透明な運営と説明責任は見逃せないポイントです。
まとめ




この記事では、竹中俊氏によるネパールでの「35人のパパ」支援活動と、彼の運営する孤児院に対して浮上している「ニセ施設」・「着服」の告発動画について取り上げました。
支援活動の光の部分だけでなく、疑念の声や説明責任の視点からも見直すことで、真に子どもたちに届く支援とは何かを考える機会となればと思います。
今後も、もし新たな情報や検証が出てきた場合には、状況を注視していきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。









