三重県鳥羽市沖で、貨物船「新生丸」と遊漁船「功成丸」が衝突し、釣り客2人が死亡、10人が重軽傷を負う事故が起きた。
鳥羽海上保安部は貨物船を操船していた新生海運所属の2等航海士・杉本波音(すぎもと はのん)容疑者を業務上過失致死などの疑いで逮捕。
現在わかっている事故の状況、亡くなった方の情報、そして新生海運の概要を整理する。
事件概要


事故が起きたのは2026年2月20日午後、三重県鳥羽市国崎町沖。貨物船「新生丸」が遊漁船「功成丸」に衝突し、功成丸の乗客2人が死亡、船長を含む10人が重軽傷を負った。
衝突の衝撃で、乗っていた人たちが海に投げ出されたとされ、現場は一時、救助活動に追われた。
時系列整理
2月20日午後1時前後、鳥羽市国崎町沖で貨物船「新生丸」と遊漁船「功成丸」が衝突した。報道では、功成丸は錨を下ろして停まっていた(停船中だった)との説明も出ている。
衝突後、功成丸は船体が大きく損傷し、当時の乗客の証言では「衝撃が来て一瞬で海に落ちた」「海に沈んで浮き上がって初めて状況が理解できた」といった生々しい状況が語られている。
2月21日、鳥羽海上保安部は貨物船を操船していた2等航海士・杉本波音容疑者を業務上過失致死などの疑いで逮捕した。
杉本容疑者は「自分で操船していて衝突したことは間違いない」などと話し、容疑を認めていると報じられている。
海上保安部は遊漁船側の船長(66)からも任意で事情を聴き、衝突に至った経緯を調べている。
あわせて運輸安全委員会も事故調査官を派遣する予定とされ、原因究明が進む見通しだ。
現在わかっている事故状況

現場は鳥羽市沖の海域で、貨物船が遊漁船に接触したのではなく、衝突として扱われている。
功成丸側は乗客を乗せた遊漁船で、事故当時、釣り客が乗船していた。衝撃で海に投げ出された人が出ており、負傷者が複数にのぼった。
逮捕容疑としては、前方確認を怠ったなど安全確認面での過失が問われている。
亡くなった方について
この事故で亡くなったのは、功成丸の乗客である
・谷口幸吉さん(84)
・中川元弘さん(67)
と報じられている。突然の事故で命を落とした形となり、周囲には悲しみが広がっている。
杉本波音容疑者のプロフィール

杉本波音(すぎもと はのん)
- 年齢:21歳
- 所属:広島県呉市の海運会社「新生海運」
- 職種:2等航海士
- 容疑:業務上過失致死など(貨物船操船中の前方確認不十分等が疑い)
現時点で公表・報道されている範囲では、学歴や詳細な職歴などは多くが明らかになっていない。今後、捜査・調査の進展により、操船体制や当時の状況がより具体的に示されていく可能性がある。
有限会社新生海運について


会社概要
有限会社新生海運
- 登記地:広島県呉市広弁天橋町3-25
- 電話番号:0823-71-3599
- 事業:内航海運を中心とした船舶運航・海上輸送関連
- 関連情報:呉市を拠点とする海運会社として紹介され、所属船舶として「新生丸」などが掲載されているケースがある
問題点・背景分析
今回の事故は、遊漁船という一般客を乗せる船が巻き込まれ、多数の負傷者と死者が出た点で重大だ。
海上の衝突事故では、見張り(前方確認)や航路上の危険認識、操船の判断、当時の速度や周辺状況など、複数の要素が重なって結果が決まる。
捜査では「なぜ回避できなかったのか」「見張り体制は適切だったのか」「功成丸はどのような状態で停船していたのか」などが焦点になっていく。
SNS反応
SNSでは「遊漁船に客がいる時間帯の衝突は怖すぎる」「前方確認の重要性」「海上でも交通事故と同じく基本が命を左右する」といった声が目立つ。
一方で、断片情報だけで個人や企業を断罪する投稿も出やすく、確定していない情報は切り分けて見る必要がある。
今後の焦点

今後は、
・衝突直前の両船の状況(速度、航路、停船の状態、見張り体制)
・操船記録や通信記録など客観資料の確認
・運輸安全委員会の調査結果
が事故原因の解像度を上げる鍵になる。刑事手続き(起訴の有無)と、安全調査(原因究明)が並行して進む点もポイントだ。
まとめ
鳥羽市沖で起きた「新生丸」と「功成丸」の衝突事故は、釣り客2人が亡くなり、10人が重軽傷を負う深刻な結果となった。
貨物船を操船していた新生海運所属の杉本波音容疑者が逮捕され、前方確認など基本的な安全確認の過失が問われている。
今後は、捜査と事故調査の双方で「回避できなかった理由」が具体的に検証され、再発防止に向けた教訓が整理されていくことになる。

