国民民主党の落選候補が公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された事件で、SNSマーケティング会社「BuzzSell」と代表の菅原京香容疑者の関与が注目されている。
報道では、ビラ配りなどの選挙運動員集めを依頼され、日当1万円で大学生らを集めていた疑いが浮上した。
事件の時系列を詳しく整理し、BuzzSellと菅原京香にスポットを当てて全体像をまとめる。
事件について
概要
今回の事件は、衆議院選挙(東京7区)で落選した元候補の入江伸子容疑者(63)らが、選挙運動の報酬として10代〜20代の女性に現金を渡した疑いで逮捕されたものだ。逮捕されたのは入江容疑者のほか、BuzzSell代表の菅原京香容疑者(25)と、陣営の会計事務を担当していた佐藤芳子容疑者(63)とされる。
時系列
報道で明らかになっている流れを、時系列で組み直す。
まず、入江容疑者の陣営では、2026年1月ごろに菅原容疑者へ「運動員を集めること」を依頼したとされる。ここで菅原容疑者は入江容疑者と相談したうえで、日当1万円を支払う条件で、ビラ配りなどを行うスタッフ集めを進めた疑いがもたれている。
次に、公示後の「先月下旬から今月上旬」にかけて、運動員として集められた10代〜20代の女性5人に対し、ビラ配りなどの選挙運動の報酬として計27万円が渡った疑いがある。
さらに、その運動員の一部は「菅原容疑者の会社にインターンで来ていた大学生ら」と報じられており、報酬は会社側から口座へ振り込む形などで支払われた可能性が指摘されている。
そして、選挙は2026年2月8日に投開票。入江容疑者は落選し、投開票日の翌日に引退表明をしたと報じられている。
その後、2026年2月20日に入江容疑者ら3人が逮捕され、警視庁は運動員10人以上に少なくとも45万円以上が渡っていた疑いもあるとして、経緯を調べている。
入江伸子容疑者(63)は、衆議院選挙で国民民主党の公認候補として東京7区から出馬し落選した人物。
報道ではフジテレビ社員を経て、2017年から東京都議会議員を2期務めた経歴が紹介されている。
BuzzSellについて


会社概要
BuzzSell株式会社
- 所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
- 設立:2024年6月6日
- 資本金:2000万円
- 代表者:菅原京香
- 事業内容:
SNSマーケティング支援
インフルエンサー施策
SNS運用代行
若年層向けプロモーション
BuzzSellはSNSマーケティングを掲げる企業で、企業や個人のSNS運用支援、若年層向けプロモーションなどを手掛けるタイプの会社とされる。
今回の事件では、このBuzzSellの代表である菅原京香容疑者が「陣営のSNS運用担当」あるいは運動員集めの窓口として動いていた疑いが報じられた。
この構図が注目されるのは、選挙においてもSNS活用が前提になった一方で、現場の運動員確保や対価の扱いは公職選挙法の規制が厳しく、民間の感覚のまま実務を回すと違法領域に踏み込みやすいからだ。
菅原京香について


プロフィール
菅原京香(すがはら きょうか)
- 生年月日:2000年9月11日
- 身長:161.8cm
- 血液型:O型
- 出身地:大阪府
- 肩書:BuzzSell 代表
経歴
- 2019年 慶應義塾大学薬学部入学
- 2020年 第二次編入試験で理工学部管理工学科へ編入
- 2023年3月 同学科卒業
- 卒業後 ユニリーバ・ジャパンでマーケティング職に従事
- 学生時代にカナダ、イギリス、フィリピン、マレーシアへ計5回留学
- 数百人規模のインフルエンサーコミュニティを運営
- 2024年1月 独立
- 2024年6月 BuzzSell株式会社を設立
- SNS運用を軸に企業のマーケティング支援事業を展開
ミヤカツ報道では、菅原容疑者は「SNSマーケティング会社の代表」とされ、今回の件では入江容疑者側から運動員集めを依頼され、日当1万円条件でスタッフを集めた疑いが示されています。
何が「買収」になるのか
公職選挙法では、選挙運動の対価として金銭を渡す行為は、原則として「買収」に該当しうる。
今回、疑いの中心にあるのは「ビラ配りなどの選挙運動」に対して現金が支払われた点で、日当設定や支払いの実態がそのまま争点になっていく可能性がある。
この事件でBuzzSellが注目される理由
ポイントは「選挙陣営が、運動員集めや実務の一部を“外部のSNS会社”に寄せた」ように見える点だ。
報道ベースでは、入江容疑者が菅原容疑者に依頼し、菅原容疑者が日当1万円で人を集めた疑いが示されている。
選挙は短期決戦になりやすく、現場では人手不足が起きる。
そこに「採用・運用」のノウハウを持つ民間が入るとスピードは出る一方、法の地雷も踏みやすい。
今回の事件は、その危うさが一気に噴き出した形にも見える。
今後の焦点
今後の焦点は三つある。
一つは、起訴の有無と、支払いがどこまで立証されるか。
二つ目は、運動員の募集から支払いまでの意思決定が誰主導だったのか。
三つ目は、BuzzSellの事業継続と対外的な信用の回復策だ。
警視庁は運動員10人以上への支払い疑いも視野に捜査しているとされ、関係者の供述や会計・送金の痕跡が今後の展開を左右する。
まとめ
国民民主の落選候補・入江伸子容疑者の逮捕事件は、単なる選挙違反にとどまらず、SNS時代の選挙実務の“外注化”が招くリスクを浮かび上がらせた。
BuzzSell代表・菅原京香容疑者は、運動員集めを依頼され、日当1万円条件で大学生らを集めた疑いが報じられており、民間マーケ企業と選挙の境界が改めて問われている。
捜査の進展次第では、候補者側だけでなく、選挙実務に関わる外部プレイヤーの責任とルール理解が強く注目されることになりそうだ。









