2026年3月21日夜、東京・歌舞伎町の「ドラゴン餃子 Ryuo 竜王 新宿店」で、豚肉の生焼け餃子が繰り返し提供されたとしてXで大きな炎上が起きました。
投稿では、赤い断面の餃子動画とともに、店員から「それでも気になるならうちの餃子が合わないってことです。お代は結構ですのでお帰りください」と言われたとされ、強い批判が集まりました。
同行者に妊婦がいたことも拡散され、食の安全と接客対応の両面で問題視されています。
事件の概要

投稿内容によると、来店客が最初の餃子で生焼けに気づいて店員へ指摘し、皿を下げてもらった後、再度提供された餃子も同様に生焼けだったといいます。
断面は赤く、ネチャネチャした豚ひき肉の状態が確認できるとして、投稿は一気に拡散しました。
投稿文では、帰ろうとした際に店側から安全懸念を軽く扱うような発言があったとされ、これが炎上拡大の大きな要因になりました。
今回の件がここまで注目された理由は、単なる調理ミスだけではありません。
妊婦が同行していたこと、豚肉の生焼けという食中毒リスクの高い食品だったこと、そして客の訴えに対する店側の対応が逆ギレのように見えたことが重なったためです。
Xでは数千万規模の閲覧にまで広がり、保健所通報を勧める声も相次ぎました。
ドラゴン餃子 Ryuo 竜王 新宿店とは


問題の店舗は「中華居酒屋 飲茶食べ放題 飲み放題 喫煙可 ドラゴン餃子Ryuo竜王 新宿店」で、東京都新宿区歌舞伎町のビルの2Fにあります。
西武新宿駅北口から徒歩約1分の立地で、餃子・点心食べ放題と飲み放題を前面に出した業態です。
公式サイトでも、2時間飲み放題と餃子点心30種食べ放題のコースを2,980円(税込)で案内しています。
店の特徴としては、歌舞伎町らしい目立つ内装と、リーズナブルな食べ放題プランです。
食べログでも「広々としたチャイナ空間」「手作りのドラゴン餃子」「飲み放題付き食べ放題」などが案内されており、価格訴求の強い店舗であることがうかがえます。
ドラゴン餃子 Ryuo 竜王 新宿店
- 所在地:東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-6 2F
- 電話:03-6265-9032
- 営業時間:16:00〜23:00
店側の説明と請求・対応の問題点

ユーザー提供テキストによると、炎上後に店舗オーナーはレビュー欄で、自動餃子焼き機3台のうち1台に不具合があり、焼き上がりにばらつきが出ていたと説明しました。
また、問題となった高額請求や対応についても、預り金や機械不具合を理由に説明していたとされます。
ところが、被害側は「DMは来ていない」「不適切発言は実際にあった」と反論しており、説明の食い違いが不信感をさらに強めました。
この件で特にまずかったのは、事故やミスを認めた後の対応です。
たとえ機械トラブルが原因だとしても、目の前の生焼け餃子を見た客に対し、安全確認より先に「合わないなら帰れ」と受け取られる対応をしたなら、飲食店として信頼を失うのは当然です。
炎上後の説明でも、誤請求や誤対応を明確に認めず、「総合的に勘案して取り下げた」という表現にとどまったことが、火消しではなく“火に油”と受け止められました。
運営会社はどこか


この店舗の運営会社は株式会社zansです。公式会社案内では、代表取締役は水谷大輔氏で、「100店舗100年経営」を掲げ、新宿、渋谷、秋葉原、新橋、大門・浜松町などで居酒屋を運営しているとしています。
つまり、ドラゴン餃子竜王新宿店は個人経営の小規模店ではなく、複数店舗を展開する企業グループの一店舗です。
そのため今回の問題は、現場スタッフや一店舗の判断だけでなく、運営会社全体の衛生教育、設備点検、クレーム対応体制の問題としても見られています。
株式会社zansについて


株式会社zans
- 所在地:東京都荒川区東日暮里1丁目17-5
- 設立:2006年11月20日
- 資本金:500万円
- 代表取締役:水谷大輔
- 事業内容:飲食店経営、企画運営、総合管理pos開発、委託業務全般、運営代行
なぜ生焼け豚肉が危険なのか
厚生労働省は、豚肉や豚の内臓の生食について、E型肝炎ウイルスや寄生虫などの危害要因が内部まで存在しうるとして、生食のリスクが高いと明確に注意喚起しています。
加熱条件として63℃30分などが示されてきましたが、十分な加熱が必要である点は一貫しています。
豚肉の生焼けで特に懸念されるのは、カンピロバクター、サルモネラ、E型肝炎ウイルス、トキソプラズマなどです。
とくに妊婦では、感染症によって母体だけでなく胎児にも影響する可能性があり、同行者に妊婦がいたという点が重大視されたのは当然です。
厚労省や食品安全委員会の資料でも、豚肉の生食・加熱不足のリスクは繰り返し示されています。
保健所対応と今後の焦点
ユーザー提供テキストによれば、投稿者側はすでに保健所へ通報済みで、店側も保健所へ連絡するとしていました。
今後の焦点は、保健所がどのような調査を行い、営業停止や行政指導に至るかどうか、そして運営会社が企業として正式な再発防止策を示すかどうかです。
今回のケースは、SNS時代の飲食店トラブルの典型例でもあります。
動画という一次証拠があったことで、単なる言い合いではなく社会的な問題として共有されました。
一方で、根拠のない個人特定や誹謗中傷は別問題です。
被害を訴える側も見る側も、事実と憶測を分けて考える姿勢が必要です。
まとめ

ドラゴン餃子竜王新宿店の炎上は、単なる「焼き加減ミス」ではありませんでした。
豚肉の生焼けという食品安全上の問題、妊婦が同行していたという深刻さ、そして客の懸念に対する店側の対応が重なって、大規模炎上へと発展しました。
店舗は歌舞伎町の食べ放題系中華居酒屋で、運営は株式会社zansです。
公式サイトでは2,980円の食べ放題コースを前面に出していますが、今回の件で問われているのは、価格以上に衛生管理と危機対応の質です。
現時点では、保健所対応や企業としての正式な再発防止策がどう出るかが最大の注目点です。
今回の件は、安さや話題性よりも、食の安全が飲食店の最優先事項であることを改めて示した事例と言えます。

