今回は、東京都大田区の町工場「ハタノ製作所」が手がける、金属フィギュア「ネジマル」について紹介します。
「ネジマル」は、ネジや金具を溶接して作られた小さなどうぶつの金属フィギュアです。
しかし、金属で無機質な感じはなく、とても愛らしくてイキイキとしたフィギアとなっています。
そしてひとつひとつ丁寧に手作りされており、一つとして同じものがないのも人気を呼んでいる理由です。
そんな「ネジマル」は、2025年5月10日にテレビ東京系列で放送された「新美の巨人たち」で特集されました。
この記事では、東京都大田区の町工場「ハタノ製作所」が手がける、ホッコリかわいいネジのどうぶつフィギュア「ネジマル」についてまとめました。
ネジマルとは?


「ネジマル」は、ネジや金具を溶接して作られた小さなどうぶつのフィギュアです。
無機質な金属に命を吹き込むように、犬や猫、アルパカ、モンスターなど、さまざまなどうぶつが表現されています。
その愛らしい姿は、見る人の心を和ませてくれます。
誕生のきっかけ


「ハタノ製作所」の代表である波田野哲二さんが、2013年頃に溶接作業の練習として、作業場に落ちていた六角ボルトを使って犬のフィギュアを作ったのが始まりです。
その作品をSNSに投稿したところ、多くの反響があり、「他のどうぶつも見てみたい!」という声に応えて、さまざまなどうぶつのネジマルが誕生しました。
手作りのこだわり




「ネジマル」は、すべて熟練の溶接工による手作業で作られています。
そのため、足の長さや溶接の焼け色がそれぞれ異なり、同じものは一つとしてありません。
また、細い金属の棒(溶接棒の切れ端)をパーツに使っており、購入者がケガをしないよう、バリ取り作業も丁寧に行われています。
多彩などうぶつたち




ネジマルには、犬、猫、アルパカ、ウサギ、カメ、ワニ、ゾウ、キリン、ブタ、モンスターなど、さまざまなどうぶつがラインナップされています。
また、企業やクリエイターとのコラボレーション作品も多数あります。
例えば、航空会社のANAとのアップサイクル事業で、使わなくなった航空機部品をフィギュアに活用した作品や、日産自動車とのコラボ作品もあります。
ハタノ製作所について


基本情報
ハタノ製作所
- 住所:東京都大田区京浜島2丁目13番3号 城南工業株式会社内
- 代表者:波田野哲二
- 事業内容:TIG溶接を主とした金属加工業
- 創業:2020年
- 公式HP:https://hatanoworks.com/
「ハタノ製作所」は、高度なTIG溶接技術を中心とした金属加工を行う町工場です。
図面がなくても手書きスケッチや対話から形にする柔軟な対応力を持ち、アーティストや企業とのコラボレーションも積極的に行っています。
特に、航空機部品などの廃材を活用したアップサイクル作品「ネジマル」は、技術と遊び心を融合させた代表的な取り組みとして注目されています。
伝統の技術と新しい発想を掛け合わせ、町工場の可能性を広げ続けています。
購入方法と展示情報


「ネジマル」は、オンライン販売サイト「minne」で購入できます。
また、東京都秋葉原の愛三電機株式会社や、福岡のハンズ博多店など、一部店舗でも取り扱いがあります。
その他、イベントなどでも出店「ハタノ製作所」の公式HPや公式Instagramをチェックしてみてください。
まとめ


今回は、東京都大田区の町工場「ハタノ製作所」が手がける、ホッコリかわいいネジのどうぶつフィギュア「ネジマル」についてまとめました。
「ネジマル」は、金属のネジや金具を使って、愛らしいどうぶつたちを表現した、ハンドメイドのフィギュアです。
そのユニークな発想と丁寧な手仕事が、多くの人々の心をつかんでいます。
ものづくりの楽しさや、金属の新たな魅力を感じられる「ネジマル」。
ぜひ一度、その世界に触れてみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。