2026年2月、三重県津市の循環バスで運転手が自閉症の男性乗客を怒鳴りつけたとされるトラブルが報じられ、SNSで議論が広がっている。
急停止を巡る注意がきっかけだったとされるが、公共交通の安全配慮や障害者対応のあり方も問われる事態となった。
何が起きたのか、経緯と三重交通の対応、炎上の背景を整理する。
事件概要
報道によると、津市内を走る循環バス「ぐるっと・つーバス」で運転手が急停止を繰り返した後、乗客の自閉症の50代男性が安全面を指摘したところ、運転手が「何が危ないんだ」などと怒鳴りつけたという。
男性は急停止の際に前に投げ出され足を軽くひねり、その後体調を崩したとされる。
バスを運行する三重交通は2026年2月18日、事実関係を認め本人に謝罪した。
時系列整理
男性は正午過ぎ、津なぎさまち近くのバス停から乗車した。
市街地へ向かう途中で赤信号により急停止が2度続き、車内の高齢者がバランスを崩したという。
男性も前に投げ出され、運転の危険性を感じて注意した。
運転手は当初その指摘を無視し、男性が途中で降車する際に再度注意したところ、「赤信号だから止まらないといけないだろ」などと大声で怒鳴ったとされる。
その後、男性は恐怖や体調不良を訴え、事案が明らかになった。
運転手が怒鳴った理由は何か
報道内容から見ると、直接の原因は
・急停止を注意されたこと
・運転操作の正当性を主張したこと
にあったとみられる。
運転手側は「信号停止は必要だった」という認識で、注意を責められたと感じた可能性がある。
一方で公共交通では乗客安全が最優先であり、急停止が続いた場合は説明や配慮が求められる。
つまり今回のトラブルは「運転操作の是非」よりも「対応の仕方」が問題視された形だ。
三重交通の対応
三重交通は
・事実関係を認めた
・男性に謝罪した
とされている。
また今後、運転手への指導や再発防止策を検討するとみられる。
公共交通事業者では乗客対応に関する研修が義務化されているため、対応の適切性が検証される可能性がある。
SNSで炎上した背景
障害者対応への関心の高さ
- 今回の報道では「自閉症の男性」という点が強く注目された。
- 公共交通機関には障害者差別解消法に基づく合理的配慮が求められるため、運転手の対応が批判を受けやすい状況だった。
バス業界の人手不足問題
一方SNSでは、運転手不足や長時間労働によるストレスを背景に挙げる声もある。
近年は全国的にバス運転士不足が深刻化しており、現場の余裕のなさが接客トラブルにつながるケースも指摘されている。
車内事故リスクへの不安
急停止で乗客が転倒しかけた点も炎上の理由の一つだ。
公共交通では車内事故は重大問題とされるため、安全運転への不安が議論を拡大させた。
三重交通株式会社の概要


三重交通株式会社は三重県津市に本社を置く公共交通会社で、1944年に設立された。
地域のバス輸送を中心に、旅行、不動産、観光など多角的事業を展開する三重交通グループの中核企業である。
主な事業は
・路線バス運行
・貸切バス
・旅行業
・不動産関連事業
などで、三重県全域を中心に広範な交通ネットワークを持つ。
三重交通株式会社
- 本社所在地:三重県津市中央1番1号
- 本社電話番号:059-229-5511
- 設立:1944年2月
- 資本金:約40億円
- 従業員数:約1700人規模
地域の公共交通を担うインフラ企業として、県民生活との結びつきが強い点が特徴とされる。
今後の焦点
今後の焦点は三つある。
一つは、急停止の運転が適切だったのかどうか。
二つ目は、運転手の乗客対応の再教育。
三つ目は、公共交通の障害者対応の在り方だ。
ミヤカツ今回の件は個別トラブルにとどまらず、バス業界の労働環境やサービス基準を巡る議論に発展する可能性があります。
まとめ
三重交通のバスで起きた怒鳴りトラブルは、急停止を巡る乗客とのやり取りが発端だったとみられるが、問題視されたのは運転操作以上に対応の仕方だった。公共交通機関には安全運転だけでなく利用者への配慮が求められるため、今回の出来事はその難しさを浮き彫りにした。地域インフラ企業としての責任も大きく、今後の再発防止策がどこまで示されるかが注目される。









