皆さんこんにちは!
今日は、ただ甘いだけではない、「問いかけるドーナツ」で日本中のスイーツシーンを揺るがす男、平子良太(ひらこりょうた)さんをご紹介します。
彼が手掛ける「I’m donut ?」の人気はとどまるところを知らず、いまや日本全国のみならず、海外進出へも動き始めています。
そんな平子良太さんは、2025年5月25日にTBS系列で放送された「情熱大陸」で特集されました。
この記事では、ドーナツ界の革命児平子良太さんについてまとめました。
平子良太さんについて


プロフィール
平子良太(ひらこりょうた)
- 生年:1983年
- 出身:長崎県
- 職業:シェフ・クリエイティブディレクター・飲食店プロデューサー
- 所属:株式会社ヒラコンシェ
- 公式Instagram:@hiracon_chef
高校卒業後すぐに料理の世界へ飛び込み、イタリアンやカフェを中心に現場で腕を磨きながら、料理書籍を独学で読み漁る日々。
福岡のイタリアンで料理長を務めたのち、28歳の若さで独立しました。
原点はわずか7坪の食堂「パスタ食堂ヒラコンシェ」


パスタ食堂ヒラコンシェ
- オープン:2012年
- 閉店:2023年
- 住所:福岡県福岡市中央区警固3-12-13 古川ビル 1F
当時28歳だった平子さんが、自らの世界を形にすべく開いたのが、わずか7坪のパスタ店「パスタ食堂ヒラコンシェ」。
シンプルながらも確かな味と洗練された内装で、福岡の隠れた名店として地元民から愛され続けてていました。
惣菜パン×アートの融合「AMAM DACOTAN(アマムダコタン)」


AMAM DACOTAN(アマムダコタン)
- オープン:2018年4月
- 住所:福岡県福岡市中央区六本松3-7-6
- 営業時間:8時〜17時
- 駐車場:なし
- 支払方法:現金・電子マネー・QRコード決済
次なるステージはパンでした。
惣菜パンをアートの域にまで高めたベーカリー「アマムダコタン」は、平子さんならではの“世界観”が詰め込まれた一軒。
陳列されたパンは、食べる前からわくわくさせる見た目と構成。
山盛りの具材がのったパンや、季節の素材を贅沢に使った創作パンが並び、開店前から長蛇の列ができる人気店です。
- 東京・表参道店(2021年オープン)
- 東京・代官山店(2023年オープン
「I’m donut ? 中目黒本店」


I’m donut ? 中目黒本店
- オープン:2022年3月
- 住所:東京都目黒区上目黒1-22-10
- 営業時間:9時〜19時
- 駐車場:なし
- 支払方法:現金・QRコード決済
ドーナツの新常識を打ち立てた話題のブランド「I’m donut ?」。
店名の「?」は、「これって本当にドーナツ?」と問いかける、食感の革新から来ています。
ふわもちなのに歯切れがよい、まるでパンとスイーツの中間のような新食感ドーナツです。

「ブリオッシュ生地を遊びで揚げてみたのが始まりだった」
と平子良太さんが語るように、あくまで「思いつき」から生まれた奇跡の一品だそうです。
その他の「I’m donut ?」店舗一覧(2025年5月時点)




店舗名 | オープン日 | 所在地 | 特徴 |
---|---|---|---|
中目黒本店 | 2022年3月 | 東京都目黒区 | 記念すべき1号店。路面店で行列必至。 |
渋谷店(MIYASHITA PARK) | 2022年8月 | 東京都渋谷区 | 商業施設内。アクセス抜群。 |
福岡店(アマムダコタン隣接) | 2022年11月 | 福岡県福岡市中央区 | パン×ドーナツの聖地。連日行列。 |
梅田店(阪神百貨店内) | 2023年4月 | 大阪府大阪市 | 関西初出店。百貨店クオリティ。 |
名古屋店(大名古屋ビルヂング) | 2024年5月 | 愛知県名古屋市 | 中部初。現地限定商品も。 |
札幌店(ステラプレイス) | 2025年2月 | 北海道札幌市 | 雪国仕様の限定ドーナツあり。 |




※各店で限定フレーバーや地域素材を使った商品も多数取り扱っています。
「世界観を設計する」シェフの発想力
平子さんは店舗の設計・内装・マテリアル・制服デザインまですべて監修します。
それは単に料理を提供するのではなく、「世界観を体験してもらう」ための仕掛け。
例えば、「I’m donut ?」のパッケージや店内の照明、陳列の仕方にいたるまで、すべてが統一されたデザイン、思想のもと作られています。



「料理だけじゃ足りない。空間全体で“自分”を表現したい」という平子良太さんの声が聞こえてきそうですね
ヒット作の裏には“思いつき”と“遊び心”




平子良太さんのお店の新商品は緻密なマーケティングや分析からではなく「その場のひらめき」から生まれます。
- 異なる生地をマーブル状に混ぜたドーナツ
- シュー生地を裏返してブリュレ状に仕立てる
- ベーコンやチーズを組み合わせた惣菜系ドーナツ
これらはすべて、型にはまらない自由な発想から誕生。
料理人としての引き出しの多さと、好奇心がその源泉となっています。
海外進出への挑戦 ― ニューヨークへ
現在、平子良太さんは「I’m donut ?」のニューヨーク出店に向けて準備中。
現地で試作を繰り返していますが、アメリカの小麦粉は日本と性質が異なり、思い通りの食感が出ないという課題に直面しています。
「世界で通用する“生ドーナツ”を作るには、もっと深く素材を知らないといけない」との思いから平子良太さんは、毎日キッチンで試行錯誤を重ねています。
まとめ:常識を疑い続けるドーナツ職人




今回は、ドーナツ界の革命児平子良太さんについてまとめました。
平子良太さんは、料理人というよりは“問いを投げかけるアーティスト”かもしれません。
常識の外側で、遊び心と情熱を武器に、問いと味覚を融合させていく。
そんな彼が生み出す「I’m donut ?」が、近い将来ニューヨークの街角でも行列店となる日がきっと来るはずです。
今回も、最後まで読んで頂きありがとうございました。