徳島県美馬郡つるぎ町にある天空の郷・家賀集落。
その山あいにひっそりと佇むのが、自然体験宿泊施設 「家賀乃里 古城(けかのさと こじょう)」 です。
築260年の古民家を再生した宿では、藍の栽培や郷土の食文化を通じて、過疎化が進む地域に活気を取り戻そうとする取り組みが続けられています。
そんな「家賀乃里 古城」は、2025年8月23日にテレビ朝日系列で放送された人生の楽園で紹介されました。
今回は、藍の栽培や郷土の食文化を体験できる自然体験宿泊施設「家賀乃里 古城」についてまとめました。
「家賀乃里 古城」について


基本情報
家賀乃里 古城(けかのさと こじょう)
- 住所:徳島県つるぎ町美馬郡つるぎ町貞光字家賀道上474
- 電話:050-5444-6620
- チェックイン:15時〜
- チェックアウト:〜10時
- 駐車場:あり
- 特徴:古民家民泊、藍の栽培体験、農村文化体験
特徴
「家賀乃里 古城」は、つるぎ町貞光・家賀集落にある古民家を活用した宿泊施設です。
標高150〜550メートルの山肌に広がる集落は“天空の郷”とも呼ばれ、空に近い絶景が魅力。
藍の畑が点在する傾斜地とともに、まさに昔ながらの日本の原風景が広がっています。
施設の運営者は、枋谷京子さん。
亡き夫の故郷を守りたいという強い思いから、かつて盛んだった藍の栽培を復活させ、その延長として2022年に宿をオープンしました。
藍の再生と地域づくり


家賀集落は、藍染用の藍が盛んに栽培されていた歴史を持っています。
しかし過疎化により畑は荒れ、空き家も目立つようになりました。
そんな中で枋谷京子さんは、藍を復活させることが集落の再生につながると考え、2019年に栽培を再開。
世界農業遺産に登録された「にし阿波」の認定も追い風となり、地域外から研究者や体験希望者が訪れるようになりました。
宿泊客は、収穫した藍を使った料理を体験できます。
特に人気なのは藍の天ぷらで、夕食では山菜や川魚とともに地元の恵みを堪能できます。
宿泊の魅力と雰囲気


- 古民家の落ち着き
築260年の家屋は梁や柱に歴史が感じられ、囲炉裏を囲んで語らう時間は格別。
まるで祖父母の家に帰ったような懐かしさがあります。 - 天空の郷の絶景
朝は雲海、夜は満天の星空。
都市部では決して体験できない自然が、宿泊者の心を癒します。 - 口コミの声
宿泊者からは「京子さんとの交流が心温まる」「本物の日本の農村に触れられる」との感想が多く寄せられています。
観光施設ではなく、“暮らしそのもの”を体験できる宿であることが大きな魅力です。
まとめ


「家賀乃里 古城」は、単なる宿泊施設ではなく、亡き夫の故郷を再生したいという一人の女性の思いから生まれた“地域の拠点”です。
訪れる人は藍の栽培や古民家での暮らしを通して、自然と共生する生活の豊かさを体感できます。
過疎化が進む集落に新たな灯をともす取り組みは、これからも多くの人に感動を与えていくでしょう。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。