島根県安来市に誕生した工房兼ショップ「びいだま舎」では、かつて昭和の家屋を彩っていた模様入りの型板ガラスに新たな命を吹き込み、トレイやランプ、アクセサリーへと蘇らせています。
創業者の赤尾容子さんが、京都時代に譲り受けたガラスとの縁をたいせつに、ステンドグラスの技法で一点ものの雑貨を創り続ける姿が、多くの人の心を惹きつけています。
そんな「びいだま舎」は、2025年8月16日にテレビ朝日系列で放送された人生の楽園で紹介されました。
今回は、島根県安来市の昭和型板ガラスをレトロ雑貨に蘇らせる創作工房「びいだま舎」についてまとめました。
「びいだま舎」について


基本情報
びいだま舎
- 住所:島根県安来市植田町346-1
- 電話:090-8208-4531
- 定休日:不定休(公式Instagramを確認し訪問した方が無難です)
- 営業時間:日曜11時〜17時 土・月曜13時30分〜18時 (9時30分〜12時30分ワークショップ開催)
- 駐車場:あり
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/bedamasha/
工房誕生と作品の魅力
2025年2月、安来市の空き工場を改装してオープンした「びいだま舎」。
店舗には、パッチワークのように柄を合わせたガラスのトレイや個性的なランプシェードが並び、昭和ガラスならではの趣きが空間を包み込みます。
懐かしい模様と光の調和が訪れた人にふんわりとした温かさを届けます。
赤尾容子さんの出会いと挑戦


高校卒業後に京都で広告デザインに携わりつつステンドグラス制作を趣味としていた赤尾容子さん。
偶然の紹介で倉庫に眠っていた大量の型板ガラスを譲り受け、それがのちに創作の原点となりました。
そして20年以上眠らせた後、ついに作品づくりがスタート。京都での学びと遠い過去のガラスが繋がった瞬間でした。
工房誕生と作品の魅力


2025年2月、安来市の空き工場を改装してオープンした「びいだま舎」。
店舗には、パッチワークのように柄を合わせたガラスのトレイや個性的なランプシェードが並び、昭和ガラスならではの趣きが空間を包み込みます。
懐かしい模様と光の調和が訪れた人にふんわりとした温かさを届けます。
ワークショップによる創作体験
来店者は「ゆらゆらオーナメント」をはじめ、レトロガラスのかけらを使ったアクセサリーや飾りを、ステンドグラスの技法で手づくりすることができます。
予約制のワークショップでは、好きなガラスを選んでハンダ付けして世界に一つだけの作品を制作できる贅沢な体験です。
縁に導かれた地域とのつながり


店舗の持ち主・髙野勝利さんは、かつてこの工場で電子部品を製造していた人物。
若い頃には型板ガラスの型彫りも手掛けた経験があり、赤尾容子さんのガラスへの想いと不思議な共鳴をもたらしました。
また、工房開設を支え、家では夫・斉さんの手料理が赤尾容子さんの創作の疲れを癒すという、温かな日常にも支えられています。
まとめ


「びいだま舎」は、昭和時代の日常に寄り添った型板ガラスを、「懐かしい」と「新しい」の融合へと再編集したユニークな工房です。
訪れる人は、ガラスの美しさに気づき、自ら手作りすることでさらに愛着を感じる機会が得られます。
安来市を訪れた際は、ガラスが織りなす物語に出会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。