東京都大田区西蒲田の蓮沼駅からすぐの場所に佇む「須山文房具店」は、1952年(昭和27年)創業の老舗文具店。
普通は文房具を売る店なのに、売り場よりも店主・須山さんの個人コレクション展示の方がずっと多いというユニークさが口コミでも話題です。
戦前・戦後の文具や昭和レトロ玩具、古い雑貨に囲まれながら、その空間にタイムスリップできます。
そのインパクトの強さから2025年7月25日にテレビ東京系列で放送されている所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!でも紹介されました。
この記事では「須山文房具店」の歴史と個性、展示品の魅力、そして訪れる人々の声をまとめました。
「須山文房具店」について


基本情報
有限会社須山文房具店
- 住所:東京都大田区西蒲田7‑11‑3
- 電話:03-3731-2586
- アクセス:JR京浜東北線蒲田駅西口から徒歩7分、東急池上線蓮沼駅から徒歩4分
- 営業時間:7時~18時(訪問するときは事前に連絡を)
- 創業:1952年
- 駐車場:なし
- 支払い方法:現金のみ
店舗&歴史の背景
- 所在地:東京都大田区西蒲田7-11-3、蓮沼駅から徒歩約3分の好アクセス
- 創業:1952年(昭和27年)以来70年以上、地域に文具を届ける店として営業
- 特徴:通常の文房具店でありつつ、店内や裏部屋には社長自らが集めた昭和の文具・雑貨・おもちゃなどの“展示コーナー”が所狭しと並んでいます
「商品」より「展示品」が主役!?


テレビ番組や雑誌で取り上げられることも多く、その魅力は以下のように語られています:
- 無料公開の昭和博物館
部屋の中には蜜蝋鉛筆(1950年代)、セルロイド筆箱、8mmカメラ、ラジカセ、ダイヤル式電話、昆虫採集セットなど、昭和の子ども時代を思い出させる展示が並びます - 売り物ではない
「これは展示品です」と明記された非売品がほとんど。社長のコレクションの数々が、まるで町の小さな博物館のように楽しめます - 自作もあり
スロットカーや手作りおもちゃ、当時の映画記念グッズなど、自作や思い出深い品も多いのが特徴です
実際の訪問者の声
- 「蓮沼駅から歩いて『昭和に戻れる』文房具屋を発見」
- 「無料で店内を博物館のように見られるなんて!」
- 「子どものころ使っていた文房具を見つけて感動…」
訪れる人々が「あの頃」を再発見し、笑顔になることが多いと言われます
今に残す昭和の風景


- “町の博物館”としての存在:須山社長の展示は、地域の子どもたちにも「昔の暮らしを知る貴重な資料」になっている
- 商売と趣味の境目が曖昧:商品の売り上げよりも“好きだから並べた”という展示の熱量が、店の本質
- 地域交流の場に:何気ない会話に「これは昭和40年代の…」と解説してくれる須山社長のキャラクターが、店の空気を和やかにしている
まとめ


「須山文房具店」は、1952年創業という長い歴史を持つ老舗の文具店であり、東京・蓮沼駅から徒歩すぐという便利な立地にあります。
しかし、その魅力は単なる文房具の販売にとどまりません。
店内には、店主・須山社長が数十年かけて集めてきた昭和レトロな文具やおもちゃ、雑貨類がずらりと並び、まるで小さな博物館のような空間が広がっています。
「これは展示品です」と書かれた札が多く見られるこのお店では、購入目的ではなく“見ること”自体が訪問の楽しみになります。
昭和を知る世代にとっては、懐かしさが込み上げるタイムスリップ体験となり、若い世代にとっては新鮮でユニークな学びの場となっているのです。
文房具屋でありながら、昭和文化の保存と共有を目的とした「街角ミュージアム」のような存在として、多くの人に愛されている須山文房具店。
今も昔も変わらず、心を温めてくれる特別な空間です。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。