【日産車体・湘南工場】70年超の歴史が語る日本の車づくりの底力!驚愕の真実について

皆さんこんにちは。

今回は、神奈川県平塚市にある日産車体株式会社 湘南工場を取り上げます。

追浜工場と並び、日産グループの中でも重要な生産拠点として長年にわたって稼働してきたこの工場。

その歴史は古く、戦後間もない時期から日本の自動車産業を支えてきました。

現在も商用車や多目的車両の製造を担うなど、“縁の下の力持ち”的な存在として高い技術力を誇っています。

本記事では、そんな湘南工場の成り立ちや現在の役割、見学情報などを分かりやすくまとめていきます。

◆ 歴史:1946年創業、日本の復興とともに歩む

湘南工場の前身となる日産車体は、1946年(昭和21年)に設立

戦後の混乱期に、トラックなどの商用車の製造を再開したのが始まりでした。

湘南工場がある平塚市大神地区には、1951年に製造拠点が整備され、以後、数十年にわたりバン・ワゴン・SUV・ミニバンなどの多目的車の製造を中心に発展してきました。

また、1980年代からは海外向けの車両輸出やOEM生産(他社ブランド車の製造)も積極的に展開。グローバルに対応した製造体制をいち早く築いた工場でもあります。

◆ 生産車種:多彩なラインナップと柔軟な対応力

湘南工場の特長は、多品種少量生産に対応できる柔軟性の高さです。

これまで生産してきた代表的な車種

  • キャラバン(商用バン)
  • NV350シリーズ
  • エルグランド(高級ミニバン)
  • セレナ(主に追浜工場と分担)
  • OEM車両(例:マツダ向けなど)

1つのラインで複数車種を同時に生産できる「混流生産方式」を採用しており、少数ロットのモデルや特装車両の製造にも強いのが特徴です。

◆ 技術・品質管理:熟練の手作業×デジタルの融合

湘南工場では、溶接や組立工程において熟練技能者の手作業高度なロボット技術の両方を活用しながら、徹底した品質管理が行われています。

また、日産車体独自の「車づくりの哲学」を全社員で共有する教育体制も整備。

特に多品種の車両を安定的に造るための技術・ノウハウの蓄積においては、業界でも一目置かれる存在です。

◆ 地域とのつながり・工場見学

湘南工場は、地域住民とのつながりも大切にしており、地域防災訓練への参加や、周辺清掃活動、学校との連携などのCSR活動にも力を入れています。

かつては一般向けの工場見学プログラムも開催されていましたが、現在は一般向けの見学は休止中となっています。

◆ 基本情報・アクセス

日産車体株式会社 湘南工場

  • 所在地:〒254-0012 神奈川県平塚市大神八丁目1番1号
  • 電話番号:0463-54-2111(代表)
  • アクセス
    • JR東海道線「平塚駅」よりバスで約20分(神奈中バス「大神工業団地」行き)
    • 東名高速「厚木IC」より車で約15分
    • 小田急線「本厚木駅」からもアクセス可能(バスまたはタクシー)
  • 従業員数:約1,200名 (2025年5月15日時点)
  • 生産能力:約15万台/年
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