不動産の未来を切り拓いた男「田中剛元会長」と不動産投資会社「レーサム」の軌跡

こんにちは!

今回は、東京の都心不動産を中心に独自の価値創造を続ける不動産投資会社「株式会社レーサム(RAYSUM)」と、その創業者であり、業界に革新をもたらした田中剛元会長について深掘りしてみたいと思います。

目次

◆ レーサムとは?──都心不動産の価値を再定義する企業

レーサムの画像です

レーサム」は、1992年に設立された不動産投資会社で、主に東京23区の一等地に位置するオフィスビルやレジデンスを対象に、取得・リノベーション・運用・販売を行っています。

同社の理念は、「お客様と社会が喜ぶものしか、創らない」

時代とともに価値を失いつつある不動産に新たな命を吹き込み、長期的に安定した資産として再生することを目指しています。

基本情報

株式会社レーサム(RAYSUM)

  • 住所:東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館 36階
  • 電話:0120-605-827
  • FAX:03-3580-7623
  • 定休日:土・日・祝日
  • 営業時間:9時〜18時
  • 設立:1992年5月1日
  • 公式HP:https://www.raysum.co.jp/

◆ 創業者・田中剛元会長──不動産業界のパイオニア

田中剛(たなかつよし)元会長

  • 生年月日:1965年(昭和40年)5月12日生まれ
  • 出身地:北海道
  • 学歴:日本大学理工学部中退
  • 職歴:不動産会社、経営コンサル研究会主催、レーサム

田中剛氏は1992年、26歳の若さで「レーサムリサーチ(現・レーサム)」を設立しました。

バブル崩壊直後の不動産業界が冷え込む中、収益不動産の流通市場を創出するというビジョンを掲げ、富裕層向けに資産運用・資産形成のコンサルティングを提供しました。

田中剛氏の革新的な取り組みの一つが、資産価値が低い物件を用途変更や大規模改修によって価値を高め、富裕層の顧客に提供する「価値創造型不動産投資」です。

また、1997年には債権の買取りや価格評価業務を開始し「レーサム」の事業の根幹を築きました。

さらに、2000年には日本で初めて国有不動産の証券化を実現し「レーサム」の名を業界に広めました。

その後、2001年には設立からわずか9年でJASDAQに上場を果たし、同日の売買代金は約153億円に達しました。

◆ 多角的な事業展開──ホテル・ゴルフ場・文化財の再生

田中剛氏は不動産業界にとどまらず、さまざまな分野で事業を展開しました。

  • ホテル事業:沖縄や札幌でリゾートホテルやビジネスホテルを運営しましたが、売上が伸びずに撤退。しかし、新たにコミュニティ型ホステル「ウィーベース」を立ち上げ、地元コミュニティと旅行者の交流拠点として再出発しました。
  • ゴルフ場再生:経営難に陥っていた群馬県のプレスカントリークラブを買収し、「THE RAYSUM」として再生。2008年には日本プロゴルフ選手権大会が開催されるなど、名門ゴルフ場としての地位を確立しました。
  • 文化財の再生:京都市登録文化財である「京都1928ビル」の中長期保全を目指す改修を手がけ、新たな価値を生み出しました。また、渋谷区広尾の高級賃貸マンション「THE SCAPE」のリノベーションなど、特徴ある物件の再生にも取り組みました。

◆ 現在のレーサム──小町剛社長のもとでの新たな挑戦

レーサムの画像です
小町剛社長

2025年5月現在「レーサム」は小町剛氏が代表取締役社長を務めています。

小町剛氏は1996年に慶應義塾大学法学部を卒業後、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。2005年に「レーサム」に入社し、2007年に常務取締役、2018年に代表取締役社長に就任しました。

小町剛氏のもと「レーサム」は不動産関連事業に加え、環境・エネルギー関連事業やコミュニティホステルの運営、高度医療専門施設の立ち上げ支援など、将来的な社会課題に対応する事業にも積極的に取り組んでいます。

◆ まとめ──レーサムと田中剛元会長のレガシー

レーサムの画像です

レーサム」は、創業者・田中剛元会長の革新的なビジョンと行動力により、不動産業界に新たな価値を創出してきました。

現在もその精神は受け継がれ、社会課題の解決に向けた多角的な事業展開を進めています。

不動産投資に興味がある方や、社会貢献を目指す企業に関心がある方にとって、レーサムは注目すべき存在と言えるでしょう。

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